前回、前々回はデッキ作りのベースの話をしましたが
今回は実際にそれをどのように形作るか、どんなデッキが作れるか
という話です。というわけで、今度は優秀な特殊能力を持った
カードたちを入れたデッキ作りの話になります。

ちなみに、第2弾が発売になったので、そちらも絡めても良いのですが、
せっかくですので第一弾から順を追って語ってみたいと思います。

前回までの話から導かれるデッキのテンプレート。

アタック兼ブロックキャラ12枚(レシーブ3のキャラを少し入れる)
トスキャラ兼サーブキャラ10枚(2キャラで構成する)
レシーブキャラ10枚(2キャラで5枚5枚か6枚4枚)
アクションカード8枚(初手から使えるカードを3枚ぐらいは入れる)

となっています。
見方によっては、

アタック兼ブロックキャラ9枚(ブロッカーの枚数は任意)
トスキャラ兼サーブキャラ10枚(2キャラで構成する)
レシーブキャラ13枚(アタックの強いカード3枚入りで構成)
アクションカード8枚(初手から使えるカードを3枚ぐらいは入れる)
というのと変わりませんね。


実例を挙げてこのテンプレを見てみましょう。
使用するのは第一弾の青葉城西のキャラクターカードたちです。
個人的に原作の「及川徹」の性格の悪さが気に入っているので、
やはりレシピ一発目はこれかなと思いまして。


デッキコンセプトはサーブは4で打つ事。
というのも、大体レシーブ4以上のレシーバーは、
デッキに10枚ぐらいしか入れられないと思うのですが、相手の
初手+1ドローにこの10枚が無い確率は10%ほどあります。

つまり、威力4のサーブは、撃てばいきなり決まる可能性があります。
ですから、サーブは全部威力4を実現するとかなり強いですよね。

もうひとつのコンセプトはチームとして青葉城西のキャラクターカード
だけで、デッキを作ることです。
「レシーブが弱いから西谷投入しちゃう」とかは無しで作ります。


というわけで、、、
まずは「及川徹」このカードはデッキに全部で7枚投入します。
8枚以上あるとかなり事故だらけになるので、なんとか7枚で。
6枚の方が安定はしますが、それだと怖いデッキにならないので。
「及川徹」はどのキャラもサーブが4なのが特徴ですね。

7枚投入で初手に握れる確立は70%です。
バボカには引き直しがあるので、じゃんけんに勝ったのに及川が
0枚だったらもう全とっかえする勢いで交換しましょう。
そうすれば9割は威力4サーブが打てるのでコンセプトは達成できます。


もちろんこのキャラクターはセッター兼サーバーです。
「及川徹S」を3枚サーブ用に「及川徹R」を4枚トス用に入れます。
「及川徹S」はサーブから相手に-2アタックを強いるカードです。
初手に握ることが出来ると試合を左右できるカードなので
出来れば3枚入れたいです。
反面、サーブは最大三回なので、3枚でというのもあります。
多投すると他の及川よりは能力が下がるので。
「及川徹R」はトスの威力をあげられるので文句無く4枚投入です。


また、セカンドサーバー兼セッターとして「矢巾秀」を3枚入れます。
トス1が「渡親治」にもあるのでこちらを増やしてもいいのですが、
ブロック2を考えてのこちらの採用です。


次に「国見英」は6枚「渡親治」も4枚です。
「渡親治」は初手こそレシーブ4で動きませんが、その後は
安定してレシーブ4で動く上、カードが引けるのは強いです。
ここがリベロ、レシーバー枠ですね。


アタッカーとしては、色々あるのですが、このチームの特徴を考えると、
「岩泉一」と「金田一勇太郎」と「花巻貴大」と「松川一静」は各3枚ですね。
レシーブに強い岩泉、ブロックが強い松川はある程度の枚数は必要です。

岩泉と松川を2枚ずつにして、金田一と花巻を4枚ずつにしても良いかも
知れません。そのほうが「金田一勇太郎」と「花巻貴大」のアタック-2が
発揮されやすいので効果的という考え方もあります。
ブロック主体で行くかどうかの部分ですね。

アクションカードは「その攻撃まで繋げなきゃ意味無いんだよ?」が2枚。
というのも、このカードは手札でダブると重ねて使えないカードだからです。
攻撃的にいくなら増やして、ほかを減らし、安定度を犠牲にしても良いです。
「次は絶対俺たちが勝つ」は1枚。
「期待してる」5枚といったところでしょうか?


このデッキは相手のアタックに対するレシーブ力が低いので、「期待してる」
が無いと詰む場面が多いからなのですが、今後の拡張パックなどで、
他にレシーブが強いカードが出てきたら、状況が変わるかも知れませんね。
(第二弾の岩泉一は試し中です)なお、すべて青葉城西のカードで
組んでいるため、「渡親治」の能力はフルに発揮できます。



ガッツの使用に関して考えますと、
レシーブのガッツは「渡親治」が4枚×2がうれしいです。
そのため最初の2ガッツは「国見英」でのレシーブが望ましく、
そのため「渡親治」より「国見英」を多めに投入しています。

トスのガッツは「及川徹R」が4×2消費したいです。
最初の2ガッツ分のセッターは出来れば「矢巾秀」が良いのですが、
無理ならば「岩泉一」以外の普通のトス0キャラでトスしてしまっても
良さそうです。アタッカーは12枚と厚めに入っていますしね。

アタックのガッツは「岩泉一」が3枚×3の消費を考えます。
このデッキの決め技はセッター「及川徹R」のガッツ消費、
ドロー時のアクションカード「その攻撃まで繋げなきゃ意味無いんだよ?」、
アタッカー「岩泉一」の1+1+1+3+1の威力7アタックです。
しっかりガッツを貯めて、ここ一発のコンボを決めきりましょう。



このデッキの戦い方ですが、まずはガッツを貯めていきます。
チャンスがあればアクションカードの「次は絶対俺たちが勝つ」で相手を
弱らせ、また、サーブ権があれば「及川徹S」で相手を弱らせながら
必死に序盤をのりきります。
というのも、このデッキは基本的に素では相手の攻撃6は止まらないからです。
それどころかアタック5でも精一杯なので、序盤は劣勢なことが多いですね。


ガッツが一枚ずつたまったら、相手を削るのは、花巻、金田一の
相手アタック-2攻撃です。これが動き出すとレシーブが互角以上になり、
この二枚を交互に出すことにより、相手の攻撃を弱らせ、
適宜ブロックで打ち落とし、ここ一発というときに
及川+岩泉のアタック7攻撃で相手をしとめるのが基本となります。

ブロックは相手の高火力反撃がこないと予想されるタイミングで効果的に
行われる必要があるため、相手を読む力が必要ですね。


守備面は初手「国見英」で4レシーブをしながら「期待してる」
で5以上の攻撃をカバー。
2ターン目以降は花巻、金田一もしくは「次は絶対俺たちが勝つ」
の効果で6までのアタックを4までにして「渡親治」「国見英」で
レシーブを繰りかえし、トスエリアとアタックエリアのガッツを
貯めていくことが出来ればよいので、「渡親治」でレシーブエリアの
ガッツを消費しながら、どんどんボールを繋いでゆきましょう。


相手からの返球の威力が3なら松川でブロック、
2なら矢巾でブロックと適宜ブロックをすることで相手との
手札枚数差を稼ぐこともお忘れなく。

一例を書くと、大王サーブ、こちら手札5枚。
相手から4-2のアタック威力2返球がくる。相手手札4枚。
矢巾で叩き落す。こちら手札4枚。
今度は相手からアタック威力5の返球が来る。相手手札2枚。
ここを国見と「期待してる」からアタック威力4で返す。こちら手札2枚。
相手ブロックなら、ドローから手札三枚で返して相手の手札にある
もう一枚のブロックと勝負。
相手ドローからの返球なら威力4まで(手札0)なので、
ブロックできたらうれしいし、駄目でもカードを引いて、
レシーブさえ成功すれば返せます。
(40枚中たった一枚の「次は絶対俺たちが勝つ」を引いたら負けですが)

こんな感じになります。ブロックはやはり重要なので、
相手の残り枚数を頭に入れながら、ちくちく打ってゆきましょう。




とまぁ、世の中は音駒デッキで盛り上がっているところだというのに、
青葉城西第一弾デッキの解説でした。




ちなみにローコストで青葉城西デッキを作るのであれば、
第一弾の箱を1個買います。(岩泉一1枚と金田一勇太郎2枚、
及川Sと及川R2枚は気合で当ててください)
第二弾のスターターを1個買います。合計6500円ぐらいです。

一応、これだけで作るレシピは

アタックエリア9枚
岩泉一S×1
金田一勇太郎R×2
花巻貴大N×4
松川一静×2


トスエリア10枚
及川徹S×1
及川徹R×2
スターター及川徹×4
矢巾秀N×3(及川徹N×3)

レシーブエリア13枚
国見英×7
渡親治×3
スターター金田一勇太郎×3

アクションカード8枚
その攻撃まで繋げなきゃ意味無いんだよ?×2
次は絶対俺たちが勝つ×1
期待してる×3
やってしまった×1
そう思った瞬間からの、一歩×1

やってしまったのコストにする2ガッツは
アタックエリアかサーブエリアから支払います。
及川を増やすかどうかは自己責任で。


これだけの投資でも(烏野パーツもたくさん取れますし)
ここまでは作れますので、お試しくださいませ。

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