さて、このスターターの説明で残っている特徴的なカードは、
「金田一勇太郎」と「弧爪研磨」です。
他のカードは拡張パックに入っている、
もしくは能力無しなので省略したいと思います。
(犬岡走は新しいですが、惜しいカードなのでやはり省略します)。


とはいえ、「金田一勇太郎」もパッと見たところ、強いカード
ではないです。アタックが1しかないブロッカーなので、
ブロック専門にしか用意できず、ガッツを2も消費しないと
レシーブ5が出せないため、前半戦は辛いですしね。

純正の青葉城西デッキを作るときに、どうしてもレシーブ5の
キャラクターがいないため、このカードを入れるしかないのかな?
と思っていたら、第二弾拡張パックには「岩泉一R」という
レシーブ+5のキャラがあるため、レシーブをメインに考えるなら
当然「岩泉一R」の方を使いたくなります。

となるとこのキャラを生かすポイントは多分「松川一静」でしょう。
もともと相手のアタック攻撃を-2して戦う青葉城西は、
相手の威力8のアタックをこの「金田一勇太郎」「松川一静」による
二枚ブロックで止められます。

普通、威力8のアタックとなると使用カード枚数4枚か5枚と
ガッツが3から5は消費しなくては出せません。
これをたった2枚と前準備で止められるのは強いといえます。
少ない手札でのブロックは強い行動なので、忘れないようにしましょう。




続きまして、スターターの重要カードといえばもちろん「孤爪研磨」です。
その能力が特徴的ですよね。アタックポイント3以上のキャラクターを
手札からアタックエリアに出したとき、そのガッツからキャラクターを
選んでアタックエリアに出してよい。これは楽しい能力です。


そこでひとつ思いつくのは、第一弾「日向翔陽S」だと思います。
スターター「孤爪研磨」でトスをし、「日向翔陽S」でアタック。
すると、もし、「日向翔陽S」の下に「東峰旭」がいたのであれば、
ガッツである「東峰旭」を「日向翔陽S」の上に出すことが出来ます。

日向翔陽S」の能力で、下から出てきた「東峰旭」のアタックはブロック
不可になるわけですね。おとりが後から突っ込んできてるのに、
それにつられちゃう相手ブロックって一体。
そしてそれを演出するスターター「孤爪研磨」すごいです。





スターター「孤爪研磨」+第一弾「日向翔陽S」を使ったデッキ。
作ってみたくなる人は多いと思います。
この二人のすごいところはガッツ消費が0である事。
なんかカッコ良さそうなので、皆様、どうですかね?



では早速、デッキを構築してみましょう。
せっかく研磨と日向コンビなのでファンデッキっぽく作ってみます。
スターター7枚を使って、さらに烏野一年生でどうでしょうか?

「日向翔陽S」の能力で相手はブロックできないので、
こっちはブロックに特化してみるデッキにしてみたいと思います。
月島山口のキルブロックデッキです。さくさくドシャットしましょう。


アタックエリア 12枚
第一弾「日向翔陽S」×5
第二弾「月島蛍N」×1
第二弾「月島蛍R」×4
スターター「月島蛍」×1
第一弾「田中龍之介S」×1

トスエリア 10枚
スターター「弧爪研磨」×7
スターター「影山飛雄」×3

レシーブエリア10
第一弾「山口忠N」×1(素直に澤村Rがベター?)
第二弾「山口忠N」×5
第一弾「澤村大地R」×1
第一弾「西谷夕R」×2
第一弾「縁下力」×1

アクションカード
「下手糞上等」×6(ブロックしながら手札が増えます)
「ドンピシャ」×2(全部下手糞上等の方が強いかも)



弧爪研磨と日向翔陽で相手をブロック不能にして
レシーブさせた後、月島蛍と山口忠でブロックすることで、
相手にもう一度レシーブを強いるデッキです。
こちらはとにかくブロックして、ブロックしまくって、
レシーブは、まあたまにしますぐらいで。

流れとしては、第二弾「山口忠N」と「下手糞上等」でレシーブしてから、
第二弾「月島蛍R」でアタックをします。
第一弾「日向翔陽S」を握ったら、スターター「弧爪研磨」の能力で、
第二弾「月島蛍R」をキャラクターにして、ブロック不可威力4アタック。

相手が強い攻撃(威力7以上)を返してきたら、第二弾「山口忠N」と
「下手糞上等」と第二弾「月島蛍R」の特殊能力でブロックをします。
(威力7まで止まりますし、足りなければ第一弾「縁下力」を使いましょう)
下手糞上等はドローが付いているので積極的に使います。

相手の攻撃が弱ければ(威力3まで)ブロックせずにレシーブして、
また第一弾「日向翔陽S」を出すことが出来れば、スターター「弧爪研磨」
の能力で第二弾「月島蛍R」をキャラにして、ブロック不可威力4アタック。
これを繰り返しながら相手の手札を削り取る作戦です。
もっとも、威力3のとき、ちょうどいいブロッカーがいたらブロックですね。

相手の攻撃威力が4か5か6のときは、手札と相談で、縁下を使うのか、
それとも下手糞上等を使うのか、レシーブするのか、ブロックするのか、
色々考えながらの試合になります。
第二弾の「山口忠N」でこちらの守備選択が増えているのが分かりますね。

相手の攻撃威力4のときは澤村R、西谷Rで普通に返しても良いですし、
特に威力5のときはこちらの第二弾山口N1枚ブロック+月島Rで
かなりの手札アドバンテージが取れます。
こちらの消費は2枚、相手は3枚+ガッツや手札追加消費ですから、
この状況をたくさん作るのが狙いになっています。


後半戦になると、第一弾「田中龍之介Sや第二弾「月島蛍N」が、
ガッツになっているかと思いますので、一度ガッツにしてしまえば、
いざというときには研磨の能力で表に出すことが出来ます。
そして使いたいときに、第二弾「月島蛍N」で威力4アタックと
1枚ドロー、うまくいけばブロック不可が付いてきますね。

田中Sは日向の上に重ねて、ガッツ3消費で無いと
アタック5が出せませんが、ガッツに埋めておいて、
そこそこガッツが溜まったところで研磨を出します。そして、
アタック3の日向を出せばあら不思議、ガッツからアタック5の人が現れ、
しかも日向Sの上なんでブロック不可、研磨はトス1なのでアタック6。
威力を増やしたいなら、ドンピシャもあるわけで、すごいでしょと。

もっとも、相手の手札をブロックで削ってからなら、アタック6でも
十分致命傷を与えられるので、いっそアクションカードは
すべて守備的カードでも良いのかも知れませんね。

また、普通なら第一弾山口Nでのレシーブなんて絶対に
考えないですが、研磨がいれば、問題ないです。
誰がアタッカーでも、なぜかアタックするのは月島蛍。
日向Sがアタックエリアに出ても、なぜか月島に代わっていて
ブロック不可。普通に月島がアタックできそうなときは、影山のトスで。

さすがに第一弾山口Nと月島は狙いすぎですが、
こんな無茶なデッキが組めるのも、スターター弧爪研磨ならではです。
ちょっと尖り過ぎなデッキですが、第二弾のカードを入れることで
楽しそうなデッキになっていると思いませんか?



楽しそうなメンバーでのデッキ解説は以上になりますが、
やはり、強いですよね。スターター「弧爪研磨」は。
このデッキでのスターター「弧爪研磨」はアタックエリアに出た
第二弾「月島蛍R」を使うかどうかが選べるところに
その真価があります。しかもガッツ消費なしです。



ガッツ消費が無いこと、序盤戦で能力発動させられなかったアタッカーを、
使えるようになること、序盤使いたくない、終盤用のアタッカーを、
腐らせることなくアタックエリアに埋められること。
すべてが強い動きに思えてしまいます。

実際、このカードのおかげで、前線の特殊能力発動の機会が増えるため、
第二弾のカードを導入してから、アタックの平均威力が5に近くなった
ような気がします。手札に3枚そろえなくてはならないカードが、
2.5枚ぐらいで良くなったのは、ガッツからキャラクターを呼べるからです。

第一弾でも、東峰頂と西谷頂はこれに近い能力があったのですが、
火力が低いのと、ガッツ消費が2+αあったので、使用しにくかったのです。
しかし、スターター「弧爪研磨」はアタッカーのアタックが3のキャラを
手札から出すという条件だけで良いので、今回はかなりの汎用性を持ちます。

音駒の指定も無いため、多くのデッキに投入することが出来、また、
トス1のレシーブ3、ブロック2と高性能なので、ほぼすべてのデッキに
おける二人目のセッターとして使用できると思われます。
使いたいメインセッターを7枚と3枚のスターター「弧爪研磨」みたいに
デッキを組むと安定度がかなり増すはずです。



まとめますが、このスターターを買う価値はこのカードにあると
言えそうなぐらい、強いのがスターター「孤爪研磨」です。
下手をすると「孤爪研磨頂」より強いかも、、、。
ん?どこかで書きましたねこのフレーズ。

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