今度は一風変わったデッキの紹介です。
皆様、お待ちかね(?)の町内会デッキですね。
第一弾に入っていたチーム町内会にスターター弧爪研磨が入ったらデッキ。
私なりの解釈で作ってみました。


以前、書きましたが、第一弾の段階では、「チーム町内会」はちょっと
戦いにくいというか、実践ではきびしいというか。
チーム町内会にはセッターがいないため、微妙に戦いにくかったのですが、
ライバルスターターの「弧爪研磨」をこのチームに入れることにより、
ちょっと戦いやすくしたのが、このデッキです。




今回注目するカードは、町内会の「森行成N」です。
トス1持ちのミドルブロッカーに書いてあることはと言いますと、
「自分のレシーブキャラが町内会で、自分のアタックエリアに「森行成」以外の
町内会キャラが出た時、デッキからカード1枚を引いてもよい」です。

手札から発動する場合は明記があるので、この場合は
キャラクターから発動する能力であると考えられます。
また、この能力はスターター「弧爪研磨」のように「手札から出たら」
とは修正されていませんので、アタッカーが出るたびに使えます。



ポイント1
このキャラでサーブを打ったとき、条件が成立するたびに、カードを1枚
引くことが出来る。

ポイント2
このキャラでレシーブすると条件を満たしつつカードを1枚引くことが出来る。

ポイント3
全員、町内会とは書いていない。レシーブとアタックのみである。


ということは、このキャラでサーブを打ち、さらに返球をレシーブできれば、
アタッカーが出た時点で2枚引くことが出来るわけです。
そして、別チームである弧爪研磨のセッター使用は問題ないです。


まぁ、実際には、このキャラクターの場合レシーブし続けるのは難しいので、
サーブ時のキャラクターから発動し続けるのが良いと思います。
レシーブは内沢英紀に任せて、森行成がトスを上げることが出来るなら、
ラッキーですし、出来なくてもサーブエリアのキャラクターの能力で
1枚はカードを引くことが出来ますね。




ところで2ターン目、レシーブを森行成が行い、弧爪研磨がレシーブしたとき、
アタッカーが嶋田でガッツが滝ノ上だとどうなるでしょう?
(もちろんサーブエリアには森行成です)

当然ですが、手札からアタッカーが出たときに、まず能力が発動して、
山札から2枚引くことが出来ます。
そして、スターター「弧爪研磨」の能力で、滝ノ上がガッツから
アタックエリアに出されます。すると、また森行成の能力が発動して、
山札からさらに2枚引くことが出来ます。



手札を潤沢にすることで、相手の手札が尽きるのを待ちましょう。



先週ご紹介した、延命デッキの間逆の考え方ですね。山札を増やすのではなく、
とにかく手札を相手より潤沢にして、常に相手より手札を持ち、
連続してゲームを3つ取れば勝ちだよ、という考え方です。

当然ですが、このデッキに必要なのはレシーブ力ということになりますから、
アクションカードは「期待してる」を多投します。
また、レシーブ4のカードをレシーブエリアから拾いたいので
1枚だけでも「がんばれ」が入れたいです。


あとは、ついでと言ってはあれなのですが、スターター「弧爪研磨」が
入っているので、どうせなら第二弾「山本猛虎R」も入れましょう。
というのもこのデッキ、山札がゴリゴリとすごい勢いで削られていくので、
少しぐらいガッツからキャラクターを戻さないと、大変なことになります。



さて、このデッキ、どう強いのかいまいちピンとこないですよね。
カードがたくさん引けるけど、アタック威力は3から4しか出ませんし、
レシーブだって4の人が最高です。弱そうですよね。

実際にデッキを組んでもらって動かしてもらうと分かるのですが、
最初に先攻で「森行成N」サーブが打てますと、
そのターンは以下のように推移します。
多分手札にもう一枚「森行成N」があり、多分「内沢英紀N」か
「期待してる」は手札にあります。さらに「嶋田誠R」か
「滝ノ上裕輔N」のどちらか1枚が手元にあるので、
おそらく高い確率で、アタック威力4を返しながら、2枚ドローが
出来るかと思われます。

この場合、手札は相手4枚に対し、こちらは5枚あります。
相手が2枚ブロックの場合、こちらは1枚引いてからのレシーブ、
トス、アタックで3枚のカードを使用し、「森行成N」でさらに
1枚ドローしながら手札4枚で相手に返球します。
相手がさらにブロックならここで手札0ですから、こちらは
確実に勝つといえるでしょう。ですから相手はブロックはしないはずです。

相手がレシーブする場合、相手の場にはキャラが3体とそれぞれ1ガッツです。
そのとき相手の手札は2枚ですから、こちらは手札に「森行成N」を
キープしながらそのほかのカードで返しましょう。
多分、最低1枚はドローできますから、また普通にレシーブ、トス、
アタックとつないで、手札は4枚残っていると思います。

相手はガッツを使って手札ドローなどの手段がない場合、
次の返球で手札が0になりますが、こちらはドローから3枚使用しても、
手札2枚で、追加ドローがあれば手札3枚ですから、つなぎ勝つことが
出来る可能性が高いです。



最悪のケースでも、初手「内沢英紀N」レシーブ、「弧爪研磨」トス、
「内沢英紀N」アタックで山札からカードを1枚補充で、アタック威力3
ぐらいは返球できます。(3ブロックされなければラッキーです)
(よほどの事故は仕方ないですけどね)。

ここから始まって、その攻撃をブロックされても、
2ターン目に「森行成N」を引いていれば、相手のアタックは威力0なので、
2ターン目の2枚引きも狙えますし、正直最高のケースと変わらない
感じで試合が進み、最初のセットはわりと取れちゃいます。


このとき、手札に「森行成N」を手札に握ったまま勝つことが重要で、
これをもったまま勝つことが出来れば、次のサーブも「森行成N」で
うつことが可能になり、優位が保てます。

もっとも、2戦目以降は相手にガッツが溜まってくるため、初戦のように
簡単には勝てないわけですが、「期待してる」で根性レシーブを続けていれば、
何とかなることも多いですし、仮に一戦落としてしまっても、そのときに
サーブエリアにいるのは「森行成N」なので、手札7枚スタートからの、
ドロー優位ですから、かなりの確立で次は取り返せます。


サーブ権が取れないと、ドロー優位がないため、ノーマルなデッキになります。
ですが、ここで強いのが、スターター「弧爪研磨」です。サーブでドローが
取れない、つらい展開になったとき、「森行成N」がレシーブ出来れば、
研磨でトスして、嶋田でアタック1枚ドローからの、下からもう一度
町内会アタッカー登場ドローで、手札枚数を保つことが出来ます。

第一弾の段階では、これがなかったため、サーブ「森行成N」に失敗すると、
そのまま敗色濃厚だったのですが、このスターター「弧爪研磨」による
2枚ドローのおかげで、取り返せる場面が格段に増えました。
つらいのは変わらないものの、絶望するまでではないので、
わりと戦えている感じにはなると思います。


お勧めのデッキなのでぜひ試してみてください。



ちなみにサーブ権を持っているのに「森行成N」が出せない場面も
まれにありますが、このときは大抵嶋田があるので、
この人にサーブしてもらいましょう。
相手はセッターが出せないので、おそらく滝ノ上1枚ブロックが炸裂し、
戦いを優位に進められます。



というわけで、デッキレシピです。
ポイントはバボリティがとても低いこと。
多分、ものすごく安価でデッキが組めるはずなので、
友達と遊ぶとき用に1個作っておいてはいかがでしょうか。

第一弾をボックスで持っている方で、研磨スターターをある程度持って
いるなら、町内会のカードを10枚ほどシングル購入すれば、ほぼ完成です。
第一弾「嶋田誠R」も第二弾「山本猛虎R」も高いカードでは
無いと思いますので、とても作りやすいですよ。



デッキ内部の要のカードが「森行成N」ということで、
現段階でのこのデッキはかなりいびつなものになります。
なぜなら、サーブ時に確実に「森行成N」を握っていたいからです。
また、「森行成N」はレシーブもトスも担当するので、数はかなり必要です。
当然ですが、「森行成N」事故だけはあきらめます。のちのちを考えますと、
最終的には第一弾「菅原孝支頂」などを採用して、もう少し延命部分も
強化しないとまずいかも知れません。



アタックエリア10枚
第一弾「嶋田誠R」×4枚(5)
第一弾「滝ノ上裕輔N」×4枚
第二弾「山本猛虎R」×2枚(1)

トスエリア16枚
スターター「弧爪研磨」×6枚
第一弾「森行成N」×10枚

レシーブエリア6枚
第一弾「内沢英紀N」×6枚

アクションカード8枚

「期待してる」×7枚
「がんばれ」×1枚



以上になります。




山本猛虎は1枚でも良いのですが、たまにセットエリアに入って
いたりして辛くなるので、一応2枚にしてます。慣れたら1枚で。


ちなみに、このデッキ、山本猛虎をいれずに、烏野キャラを入れ、
アクションカード「パワーとスピードでがんがんせめろ」
と第二弾「弧爪研磨頂」を採用するという方法もあります。
どうせすぐに手札は潤沢になりますから、
1枚ぐらい手札がだぶついても、さほど問題ではありません。

2セット取っておいて、山札がなくなるまで戦ったころには、
アタックエリアのガッツは8枚ほどあるので、
相手の手札が減ったころを見計らって、
「パワーとスピードでがんがんせめろ」を4連続使用すると、
アタック+4にトスで+1と研磨頂で+1とアタック3となり
合計威力9のアタックで〆る事が可能です。


見ていただいたとおり、このデッキは相手の高火力に弱いです。
たぶんですが、ゲーム中おそらく1回しかレシーブでは高火力を止められ
ないので、いざと言うときは、「嶋田誠R」「滝ノ上裕輔N」「弧爪研磨」の
3枚ブロックで威力7までは止めちゃいましょう。

また、手札が潤沢なのですが、常に手元に第一弾「森行成N」を持っておく
必要があります。というのも相手がブレイクしたときにこのカードが無いと、
補充次第では別キャラでサーブしないとならなくなってしまうからです。
これではこのデッキのコンセプトが崩壊しますので、注意してみてください。



スターター「弧爪研磨」が演出するのは、現役高校生とは一味違った、
バレーが楽しくてやめられない大人達のバレーボールです。
ブレイクのタイミングが重要なデッキなのですが、
慣れるとこんな低バボリティーのカードばかりなのに結構遊べますよ。

威力だけでも、体力だけでもない変わったデッキ、堪能してみてください。
先攻、後攻の差がこんなに激しいデッキも珍しいと思います。

ちなみに大人達は体力がないので、4戦目の途中で山切れ発生とかは
ざらに起こります。手札10枚とかも普通にありますから、
選択肢は多く、後がないスリルが味わえる面白いデッキですよ。

キャラクターのガッツ払いドローを中心とした速攻型デッキに対しての
分は良くないですが、アクションカードで山札体力を回復していく
延命タイプの遅攻型デッキに対しての分は良いです。
遅攻型の相手がガッツを貯めたころには、後一戦で勝ちという状況に
なりやすいので、ゲームバランス的にうまく三つ巴になっている気もしますね。

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