バボカ、小さな数字と客層
2014年10月19日 TCG全般数字の組み合わせが簡単である事は、
プログラムにとって、非常に難しい事です。
昔懐かしい命令文を繋げたプログラムでは、
わざと余白を残し、途中に命令を
書き加える事が出来るように作られていました。
カードゲームにも同じ事が言えまして、
20000ポイントのHPに対し3500ポイントの
ダメージが入るゲームというのは、
非常に安全な作りのゲームであると言えます。
0が沢山並ぶ事で、データに余白があり、
修正が楽になりやすいのです。
某定番のカードゲームは、「子供用だから」
という理由だけで数字が大きい訳ではなく、
余白が大きい方が修正が楽だから、
そのように作られているのだと思います。
勿論、売り上げ規模を考えれば、
失敗出来ないからという事情もあるのでしょう。
妖怪ウォッチのカードが3桁の数字で
作られている事を確認してもらえると、
対象年齢と、これらの事情の組み合わせが
感じられますよね?
そのへんのカードゲームデザイン上の事情が
垣間見えるカードゲームもありまして、
「12000」の様な大きい数字を、中学2年生
向けに表記する一方、1、2などの小さな差異で
戦いを進めるカードゲームもありますね。
これは、明らかに、おおきな数字は飾りで、
小さな数字で闘えるようになっているという、
デザイナーの自信から、そのような数字に
なっているのだろうなと思われます。
ゲーマーの皆さんには当然の事だと思いますが、
小さな数字で闘うゲーム程、硬派なゲームで、
大きな数字になるほど子供向けという事になります。
10000から1000まで1000刻みで闘うなら
それは小さな数字のゲームです。
結果として1から10で闘ってるのと同じですから。
人生ゲームを想像してもらえると、大きな数字の
ゲームというものがイメージ出来ますよね。
でバボカはというと、
驚くべき事にとても小さな数字のゲームなんですね。
超硬派なカードゲームと言っても差し支えないです。
では、ガチゲーマー向けのゲームなのかというと
そんなわけは無いわけで、
どちらかというと女子向けなんで、
数字を小さく作ったのではないかな?
なんて邪推していますが、真相はどうなんでしょう?
少なくとも自分の周りの洋ゲーガチゲーマーの
受けはかなり良いゲーム、それがバボカだったりします。
では。
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