バボカ、守備力の話と町内会など
2015年6月15日 TCG全般とってもどうでも良い話かも知れません。
ちょっと守備にまつわる話をつれづれなるままに。
(だらだら長いだけでまとまりが無くてすみません)
以前書いた第五弾「灰羽リエーフ頂」デッキは
アタック7を6回打つデッキと書きましたが、
実際、アタック7を4回受け止められたら勝てません。
(正確には、かなり勝ちにくくなります)
果たして、一般的なデッキにはそれが可能なのでしょうか?
試しに、某大会で優勝したとされる町内会デッキの
守備力を調べてみました(一般的とは呼べないが)。
すると、「道宮結N」×3×2(「もう一回決まるまでだ」)
「期待してる」×2と「なかなかやるなあ」×5でした。
つまり、ベースのレシーブ4+第四弾「道宮結N」
+「期待してる」で7ですから、
全部がちゃんと機能すると、7アタック6回はすべて
止められることが分かります。
ですから、もし、第五弾「灰羽リエーフ頂」デッキ側が、
初手から2ターンごとにアタック7をなんとなく
打ち込んでいくと、全部止められてしまうかも知れません。
もちろん、第四弾「道宮結N」を均等のタイミングで
前半に3枚引きながら、中盤以降にピンポイントで
「もう一回決まるまでだ」を使うことが出来たら
今の計算通り全弾受け止められるというだけなので、
実際は6回耐えることは、あまり無いとは思いますが。
(手札と山札の上から15枚ぐらいまでに、
常に第四弾「道宮結N」が3枚くるとは考えにくい)
逆に言うと、守備重視デッキはこのぐらいの
守備力が最低限必要だということでもあります。
実際、6発中4つ止めれば勝ちですから、
6発止められるかもしれないぐらいが
「ちょうど良い」といえるわけです。
バボカの守備には二通りの考え方があります。
ひとつは、相手の高火力をいかに止められるか、
ピンポイントで何回まで止めうるかということと、
相手の低威力の攻撃を最初6から7枚の手札から、
何回まで受け続けることが出来るかという
二通りです。
ピンポイント型は相手の重い攻撃を1発でも
受け止めればOKで、あとは自分の攻撃力で
打ち勝つように作られています。
逆にポイントはこだわらず何回でも止められるけど、
あくまでもゲーム中の漠然としたタイミングで
というデッキもあり、これがいわゆる
守備専門デッキです。
攻撃メインのデッキの場合、
相手の高火力をいかにピンポイントで止めるかは、
カード構成によります。
例えば、第二弾「夜久衛輔N」とアクションカード
「これが繋ぐと言うことだ」で7レシーブを
形成するのは、そしてある程度コンスタントに、
手札にこの二枚を握る構築はさほど難しくはないです。
もしくは第二弾「夜久衛輔N」と第四弾「道宮結N」
でも同じような守備が出来ますから、
デッキに第二弾「夜久衛輔N」5枚と
第四弾「道宮結N」5枚で十分な守備が可能です。
しかし、実際に採用されるのは、第四弾「道宮結N」
を2枚と「これが繋ぐと言うことだ」を3枚での
守備だと思います。
なぜかというと、第四弾「道宮結N」5枚で
構成した場合、相手の4アタックが連打されるケースに
対応しきれない可能性が高いからです。
手札を1枚補充できる「これが繋ぐと言うことだ」との
差はやはり大きいですから。
なお、自分が高火力アタックを打つデッキは、
相手の高火力を一発は止めたいので、このような
高火力守備を少ない回数だけ出来るようにする
デッキが多いように思います。
これに対し、相手が4アタックまでを延々と打ち
続ける、守備専門のデッキタイプでは
最初から体力勝負というデッキでもあります。
一番分かりやすいのが、町内会デッキですね。
基本的に町内会は「なかなかやるなあ」を
アタックの威力アップには使用しないため、
ほぼ常にセッターのトス1とアタッカーのアタック3
での4アタックが飛んできます。
町内会デッキはドロー力とドロップからの手札回復に
優れているため、延々と4アタックが続きます。
サーブエリアに第一弾「森行成N」が出ている場合、
毎ターン2枚ドローですから、手札は一切
減らないと思ってよいです。
第四弾「道宮結N」を使用する際のみ、
手札が減りますが、それ以外は手札は減りません。
そして、守備自体はある意味運任せといいますか、
たまたま相手の高火力攻撃のときに、守備カードが
手元に多くあったらラッキーだという感じです。
どうせ二回は止め損なっても勝てますから、
点で狙うような精密な守備は不要なのです。
ちなみに、この手のデッキは体力勝負で勝てる
という計算が成り立っていなくてはなりません。
ちゃんと書くと大変なので、ざっとのイメージですが、
山札が尽きるまでに10ガッツたまり、
それを「なかなかやるなあ」5枚で消費しきると
手札が20枚増えます。それであと7ガッツほど
貯められますから、イメージとしては
18回アタック4を受けることが出来る計算です。
手札回復型音駒デッキの場合、第四弾「夜久衛輔N」で
レシーブエリアのガッツをトスエリアと
アタックエリアに回し続けるイメージですから、
おそらく15回はアタック4を受けることが出来ます。
アクションカード無しで、ここまで行くので、
あとは第五弾で加わったアクションカード、
「新しい血が回り始めたかな」で拾っていくと、
6枚で12人拾えますから、
まぁ、町内会とほぼ互角に拾いが出来ますね。
烏野高校の回復系デッキは、第一弾「菅原孝支頂」で
アクションカード「もう一回決まるまでだ」を
拾いながら行います。理論値としては、
山札が尽きるまでに約10ガッツたまり、
「もう一回決まるまでだ」を4枚使用できます。
もう4回アタックする中で、第一弾「菅原孝支頂」を
2回使うと、「もう一回決まるまでだ」をあと2回使えます。
トスエリアのガッツは減りましたが、他のガッツが
残っているため、「がんばれ」を2回使うと、、、。
おそらく17回から18回アタック出来ます。
この時点では若干劣る印象なのですが、
第三弾「菅原孝支N」の働き次第では、
もう1回ぐらいは第一弾「菅原孝支頂」の
使用回数が増えるため、また、サーブエリアの
ガッツが使用できれば、もう少しいけそうかなと。
次点ではありますが、ほぼ五分でしょうか?
伊達工は、出来なくはないのですが、
ちょっと意味合いがちがってしまうというか。
とりあえず10回レシーブします。
「もう一回決まるまでだ」を4回使います。
手札にキャラ12と「がんばれ」2枚
と「鉄壁なんて名乗れねぇ」だとします。
3回レシーブするときに、第三弾「作並浩輔N」
でドロップのキャラ2枚を拾えます。
同時にがんばれ2枚で4キャラを回収します。
ガッツは0.2.2です。
現在、13回レシーブして手札にキャラ9枚です。
ここで、第四弾「青根高伸S」と
第三弾「小原豊N」で5ブロック、
「がんばれ」を回収してキャラを1枚捨て、
「がんばれ」使いキャラをガッツから回収。
これを2回やるとガッツは0で、手札は7枚。
今2回ブロックし、
ここで、第五弾「茂庭要R」を3回発動すると、
全部で18回分の相手のアタックを
しのいだことになります。
で、手札は4です。
なんとか、他の高校の値には近付けましたかね。
かなり無理がある上、ブロックを絡めないと
無理だというのが伊達工らしくて良いですね。
しかも、ドローエンジンが無いので、
本当に理論値に過ぎないという。
しかも他の高校とは違い、守備力をあげると、
そのまま手札が減るため、さらにきつくなります。
やはり少々不利ですね。
ちなみに、青葉城西だけは回復デッキは無理です。
というか相手を削るのが仕事なので、
そっちでがんばりましょう。
伊達工のようにブロックありなら、
キャラクターの半分を第五弾「及川徹R」にして、
相手の5アタックをブロックで16回分
打ち落とすという荒業もあります。
「指揮者が変われば音が変わる」を6枚使えば、
あと3回ブロックできますから、
伊達工とはほぼ互角、、、。
だらだら書き綴りましたが、
何が言いたいのかというと、体力勝負に
持ち込めるかどうかはデッキ相性ということです。
イメージとしては
町内会≧音駒>烏野>伊達工≧青葉城西
という感じで体力ゲームが可能かなと思います。
もちろん、実際はドローが伴わないといけないので、
この話に関しては、出すだけドローの付いている、
町内会と音駒が圧倒的に有利であり、
第三弾「国見英R」のいる青葉城西が
伊達工より体力的には上な場合が多い事は
間違いないです。
ですが、その分、この2タイプにはブロック不能を
積むのが難しいという部分もあり、また同時に、
第四弾「岩泉一頂」を極端に苦手にしているため、
特に町内会は「叩くなら折れるまで」に対する
耐性がほぼないため、こちらが強いというわけでもないです。
また、守備型デッキは、高速攻撃型デッキに対して、
結構もろいです。
というのも守備陣の形成はガッツがたまらないと
不安定なことが多いからなのですね。
例えば、以前レシピをあげた、第四弾「東峰旭S」で
アタック6を連発するデッキでは、守備能力の合計値
からすると相手の守備を突破できないはずです。
ですが、実際に初手から相手の守備準備が整わなければ、
そのまま3連勝して守備専用デッキの守備を
突破してしまう可能性も十分にあるわけで、
常に守備型が強いとは言い切れません。
反対に、前回とその前にレシピをあげた、
第五弾「田中龍之介頂」デッキと
第五弾「灰羽リエーフ頂」デッキは
ともに低速高火力デッキなので、じっくりと
守備をするデッキにはとても弱いです。
逆に中打点の高速デッキ相手は結構得意なので、
結局は環境次第であり、全部に対し
強く出られるというのはなかなかなさそうです。
というわけで、守備専門デッキに五分以上で
いけると思われる、中速度高打点デッキ、
第五弾「西谷夕頂」デッキを次回紹介予定です。
いつでもじっくりとした守備が出来ると思った?
残念☆
という比較的早くて威力のあるデッキです。
次回、ご覧ください。
では。
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