バボカ、デッキの組み方『第五弾「西谷夕頂」編』
2015年11月24日 TCG全般 コメント (2)先ず、デッキを組むにあたって必要なのは
どのカードを活躍させたいかです。
多分、どのカードゲームでも、
活躍させたいカードを決めてから、
いかにそのカードが活躍しやすいように
サポートするかが、デッキ作りの鍵になります。
そして、ゲームに勝つプランを考え、
それがどのような流れで実現可能なのかを
考えていくわけです。
デッキに投入する枚数は、序盤の引きやすさ、
中盤の維持、終盤の決定打など、状況を考えて
決定されるものです。
さて、それを前回の解説にそって考えてみましょう。
今回、活躍させたいのは第五弾「西谷夕頂」です。
そして、そのカードが活躍するためには、
序盤でレシーブエリアに3ガッツが溜まり、
中盤までに二回は第五弾「西谷夕頂」を
使いたいです。
そして、一度使ったら、相手がセットを落とす
ぐらいの破壊力が欲しいです。
六月十八日のデッキレシピでは、
「ワイド移動攻撃」のアタック8、
ブロック無効で相手に勝つプランでしたが、
現在のレシーブ環境を考えますと、
少々足りない気もします。
そこで今回は、第六弾「田中龍之介」を
使用して、第五弾「西谷夕頂」を一回使うと
手札が減らないという状況を作りたいと思います。
「ボールをコートに落とした方が負け」
なのがバレーボールなので、無理矢理
高火力を打たなくても良いわけです。
ただし、こちらの手札が減らないとはいえ、
相手の一枚ブロックにかかっては困るので、
HVD03「影山飛雄」を活用し
確実にアタック5で攻撃をしつつ、
第六弾「田中龍之介R」で手札回復をしましょう。
この方法で、相手の手札よりも多くの手札を
握りながらアタックエリアとレシーブエリアの
ガッツを溜めて試合を優位に進める流れを
目指すのが今回のデッキのプランです。
さて、メインキャラクター、デッキのプランが
決まったので、戦いをイメージしましょう。
序盤はガッツ溜めです。特に、レシーブエリアに
素早くガッツを溜めるのが目的です。
1セット目は落としても体制を整えます。
そして2セット目から反撃開始です。
ここでは、デッキ内部に影山と田中が
ちゃんと残っているようにします。
つまり、この2キャラはそれぞれ、
六枚以上デッキに入っていないと、
素引きで手札に来てしまいますから、
第五弾「西谷夕頂」の機能が低下して
しまうわけです。
なお守備用の「田中龍之介」が欲しい場合も
ありますからHVD03「田中龍之介」も
念のため用意しましょう。
また、第五弾「西谷夕頂」の枚数ですが、
初手にはなくても良いが序盤に手札に握りたいので、
1枚では足りません。
しかも最終盤にはいらないというか
もっと良い西谷で守備をしたいので、
多くても邪魔になります。
最悪、中盤までに二枚あれば、ドロップから
「背中は俺が護ってやるぜ」で拾えますから、
投入数は三枚から四枚が望ましいと思います。
このように、デッキの中でそのカードが
何をするのかを考え、デッキに投入する
枚数を考えていくわけです。
現時点でのカード枚数は
アタックエリア
第六弾「田中龍之介R」×4
HVD03「田中龍之介」×2
トスエリア
HVD03「影山飛雄」×3
第六弾「影山飛雄頂」×3
レシーブエリア
第五弾「西谷夕頂」×4
特殊枠
第二弾「芝山優生N」×4
アクションカード
「背中は俺が護ってやるぜ」×4
「同時多発位置差攻撃」×2
後はアタックエリア4枚、
トスエリア3枚、
レシーブエリア3枚、
守備用特殊枠カード(縁下系)2枚、
アクションカード2枚を入れて完成です。
なお、サブアタッカーに「日向翔陽」を起用し、
アクションカードに「ワイド移動攻撃」を
採用するパターンや、第五弾「田中龍之介頂」
と「昨日の借り、、、今ここで返すぜ!!」
を採用するパターンなど、終盤を締める構築を
してみると、面白い動きをすると思います。
後は、徹底的に体力勝負に持ち込むために、
「ガッシャーン」や「がんばれ」と
第一弾「菅原孝支頂」でアクションカードと
トスエリア枠を構成しても強いはずですね。
また安定度を上げるために、コンビカード、
トリオカードを入れる手もあります。
このように空いた枠で何が出来るか、
どのタイミングで何をしたら面白いかを
考えますと、デッキ作りが楽しくなりますよ。
入れるカードは序盤用なのか終盤用なのか、
そのタイミングで引けるのか、
引いたらラッキーというカードなのか、
引かなくてはならないのか、
そのための仕掛けはしてあるのか。
と、まあそういう事ですね。
その後、さらに枚数調整があります。
多すぎるカードを減らしたり、少な過ぎて
機能しなかったカードを増やしたりして、
デッキが完成するわけです。
デッキコンセプトを崩さないようにカードを
入れ替えるという点に注意しましょう。
割とここでグダグダになる人が多いです。
、、、ですが、バボカの場合、
好きなキャラをポジション通りに入れて、
デッキを作っても良い気がしますね。
それもまた良しです。
では。
コメント
とても迅速に、また丁寧に記事にしてくださり本当にありがとうございました。
単に第5弾西谷頂、6弾までの環境での影山、田中を使ったデッキレシピとそのコンセプトだけの説明だろう、と勝手に思っていたので、デッキを考える上でのポイントをここまでわかりやすく書いていただけるとは思ってもおらず、、
文字通り私のためのような記事を書いてくださり、ほんとになんとお礼を言っていいかわかりません、、
記事を読ませていただいて悩みの種でしかなかったデッキ構成が、楽しみなものに変わりました。
私はカードプールが豊富な方ではないので、少しずつカードを集めつつ自分の好きなデッキを作ってみたいと思います。
これからもくろう様の書かれる記事、楽しみにしています。今回は本当にありがたうございました。(長文失礼致しました。)
いえいえ、ありがたいのはこちらです。
書いたものを読んでもらえるのはとても励みになりますし。
また、コメントの内容を考えていて新たな発見があることも
しばしばです。(今回は「同時多発位置差攻撃」と
第六弾「田中龍之介R」の組み合わせが新発見でした。
どこかのタイミングで記事にしたいと思います)
ところで、手持ちのカードが少ないのであれば、
それはそれでデッキの組みようは色々あります。
特に、第五弾「西谷夕頂」はHVD03の烏野スターターと
好相性なので、このカードをスターターに投入するだけでも、
実はかなりの効果を発揮すると思います。
なにせ、スターターの影山と田中はとても強いカードですから。
第五弾「西谷夕頂」が一枚ならば、第六弾「西谷夕N」や
第二弾のアクションカードの「後ろには俺達がいる」を
使用することで第五弾「西谷夕頂」を使いまわす手も
ありますよね。
2枚あるならば、第一弾「菅原孝支R」や第六弾の
アクションカード「乗りな」(このカード強いです)など、
「背中は俺が護ってやるぜ」以外の方法もあります。
バボカはカード格差があまりひどくないゲームなので、
代替手段が豊富なのがポイントだと思っています。
また何か面白い発見があったら、記事にしたいと思いますので、
今後ともよろしくお願いします。