前回、デッキの組み立て方を見ていきましたが、
今回は出来上がっているデッキの改造の流れです。

サンプルとして、以前紹介した
「音駒ローコストデッキ」を使用してみましょう。



アタックエリア12枚
HVD05「黒尾鉄朗」×4
第六弾「灰羽リエーフN」×4
HVD05「灰羽リエーフ」×4


トスエリア8枚
HVD05「弧爪研磨」×4
第六弾「弧爪研磨N」×4


レシーブエリア8枚
第六弾「黒尾鉄朗N」×4
HVD05「夜久衛輔」×4


特殊枠4枚
第六弾「犬岡走N」×4


アクションカード
「ガッと!止めないと、ガッと!」×4
「新しい血液が回り始めたかな」×2
「最強の攻撃で最強の防御、それがブロック」×2



このデッキはコストパフォーマンスを重視して
製作されたデッキです。
極力高いカードを排除してありますので、
当然、ここから強くする余地が色々あります。


ただし、このデッキはこれはこれで、
コストの割には結構強いので、
どんなデッキであるか、まずは考えて見ましょう。



このデッキは相手がブロック特化デッキ以外であれば
ちゃんと強いデッキです。
相手の高火力を受け止めて、手札体力差で勝負します。

基本は少ない枚数でのブロックと状況に応じての
レシーブ選択が可能だというのが売りのデッキです。

弱点はブロック特化デッキで、
以前書いたように、相手にブロックを連発されると、
こちらのブロックが機能せずに、
そのまま負ける可能性が高いです。


従いまして、このデッキを強くするための
ポイントは相手がブロック特化であった場合の対策です。




そこで、このデッキには第二弾「弧爪研磨S」を
採用しましょう。
このカードは相手がブロック特化デッキだった
場合のみに効果を発揮するカードです。


こちらのレシーブエリア、トスエリアのガッツを貯め
ドロップエリアに「灰羽リエーフ」を落としつつ、
相手のブロックを停止させます。


さて、問題はどのカードを削るか?なのですが、
基本的に出来上がっているデッキでは、
カードの入れ替えは出来るだけ同名キャラクター
同士で行うほうが望ましいです。


バボカは同じキャラクターが二連続で
ボールに触れないルールなので、
同名キャラクターが増えすぎると
事故の元になります。

そして、あらかじめ作られたデッキはその点を
考慮してあるため、あまり枚数比をいじらない方が
デッキのバランスを崩しにくいわけです。


今回のケースも単純に、研磨と研磨を交換しましょう。
さて、まずこのカードを何枚投入すれば
良いかを考えましょう。

このカードが使用したくなるのは、初手ではないでしょう。
というのも初手から相手がブロック連打デッキだと
理解できるということはちょっと考えにくいからです。

中盤以降、使用したいということを考えると、
3枚ほど入れておけば使いたいタイミングで握れる
可能性が高くなります。

また、相手がブロック特化のとき、流れを変えたいのが、
一回とは限らない点も考慮して3枚が良さそうです。
4枚以上にすると、このカード自体の基本能力が
低すぎるため、デッキに悪影響ですし。



次に、どのカードと交換するか?です。
このデッキの場合、ブロックが高い研磨の方が、
サーブの強い研磨より若干優位であるといえます。
ただ、若干ですから、サーブ研磨を3枚
代えるほどでは無いと考えます。

ですから、サーブ研磨2枚、スターター研磨1枚を
第二弾「弧爪研磨S」と交換することにしましょう。




さて、ここでこのデッキを使ってくれた方の
頭にあることが浮かんでいると思います。
「HVD05「灰羽リエーフ」要らなくないか?」


実はこのカードはコストパフォーマンス上、
入れてあるカードです。

本当は、この四枚も他の「灰羽リエーフ」に
してしまったほうがこのデッキは強いのです。
というのも、このデッキを使用していて、
アタックエリアに3ガッツ溜まる状況なんて、
完全な負け試合状況です。

というか、普通に戦うと2ガッツすら怪しいです。
ですから、何か他のカードと取り替えたいですよね。


とはいえ、このカードは
「新しい血液が回り始めたかな」のトリガーカードに
なっているためよほどの事が無い限り
他のキャラクターと取り替えるわけには行きません。


とりあえず、ここは素直に「灰羽リエーフ」と
交換したいと思います。

で、交換すべき「灰羽リエーフ」ですが、
第六弾「灰羽リエーフ頂」は、はずすカードと同様の
3ガッツ要求のためあまり効果的ではないです。

第五弾「灰羽リエーフ頂」はちょっとだけ
可能性があるのですが、ブロック1なので選外です。


となると、単純に第六弾「灰羽リエーフN」を
増量するのが安定ですね。
第五弾「灰羽リエーフN」も面白いカードですが、
このデッキの場合研磨を乗せて効果的な場面を
作れないので、今回は使いません。



さて、最後にいじる場所があるとすれば
レシーブエリアです。
ポイントはHVD05「夜久衛輔」の役割です。


このデッキにおけるHVD05「夜久衛輔」の
役割は相手の単純なサーブ5を受け止めることです。

以前書いたように、サーブはブロックに阻まれない
究極の攻撃ですから、どうしてもこのサーブ5を
レシーブしなければなりません。

現時点では及川君が素でサーブ5を打って来ないので、
とりあえずはレシーブ5で足ります。
ですから、このままHVD05「夜久衛輔」を
使っていても悪くは無いです。


ただし、このデッキは第六弾「黒尾鉄朗N」と
「ガッと!止めないと、ガッと!」でサーブを
止めるという考え方も出来るため、
ちょっと悩ましいところではあります。

実際には黒尾を増やしすぎると黒尾事故の
可能性が高まるため、8枚以上には
したくないという事情があります。

また、多少だぶつく場合は、
今回の改造で投入した第二弾「弧爪研磨S」で
ドロップエリアに送っておき、いざという
ときには「新しい血液が回り始めたかな」で
拾えばよいと思います。



日向に嘲笑われるのも癪に障りますし。





なお、アクションカードの交換枠として、
「最強の攻撃で最強の防御、それがブロック」
が考えられるとは思います。

デッキの形を変更する場合はこのカードが
不要になるかもしれませんが、
この形においてはこのカードはとても強いです。


特に、相手がアタック10で攻撃してきたり、
ブロック1枚制限のアタック9で攻撃してきたとき
第六弾「黒尾鉄朗N」と第六弾「犬岡走N」と
「ガッと!止めないと、ガッと!」と
「最強の攻撃で最強の防御、それがブロック」で
形成する10ブロック、レシーブ6強制は最高です。


ですから、ブロック特化を貫く限りにおいては、
このカードで戦うのが良さそうです。


というわけで、今回の改造の最終形態です。


アタックエリア12枚
HVD05「黒尾鉄朗」×4
第六弾「灰羽リエーフN」×8


トスエリア8枚
第二弾「弧爪研磨S」×3
HVD05「弧爪研磨」×3
第六弾「弧爪研磨N」×2


レシーブエリア8枚
第六弾「黒尾鉄朗N」×4
HVD05「夜久衛輔」×4


特殊枠4枚
第六弾「犬岡走N」×4


アクションカード
「ガッと!止めないと、ガッと!」×4
「新しい血液が回り始めたかな」×2
「最強の攻撃で最強の防御、それがブロック」×2



第二弾「弧爪研磨S」は二枚しか手に入らないなら
2枚でもOKだと思います。


これで、全方向に対して戦えるデッキになりました。
さらに、ここから尖らせるデッキもあるので、
それもいつか書きたいと思います。


では。



コメント

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索