アクションカードを絡めた序盤の話は終わりました。
では中盤の戦い方について話を進めてみましょう。

バボカの1セット目が決まったときは、
大抵、基本的には
「ガッツを2ガッツ貯めて負けた側」と
「ガッツを貯められなかったものの勝った側」
とに分かれると思います。

もちろん中にはガッツを貯めることなく
負ける場合もあるのですが、
そういう場合は大抵相手もガッツは
溜まっていません。


負けた側は、ここで次のセットを
無理やりでも取りに行くか、
それともガッツための完了を目指すかの
選択を迫られます。


というのも手札は相手より1枚多くなるので、
基本的にはレシーブから入っても、
こちらが有利です。

ブロックがらみの手札差で初戦を取ると、
手札交換が出来ない状況での手札6枚の
スタートからのサーブですし、しかも
盤面にはほぼガッツがない状況になります。

つまり、初戦取っていても、二戦目は
非常に不利なのです。

逆に言えば、この不利さゆえに、
お互いにぎりぎりまでガッツを貯めにいく
レシーブをしたいという気持ちから、
ブロックにやられる展開を認めてしまう
わけなのです。

ですから、初戦を勝った側は、
2セット目にはガッツ貯めをめざしながら
負けても良い戦い方を選択することが
多いわけですね(ブロック専用デッキ以外)。





さて、ここで、新しく勝敗を分ける要素と
なってくるのがドロー手段の有無です。


とはいえ、ドロー手段と一口に言っても、
さまざまなタイプがあります。

「村人B」のようにアクションカードタイプや、
で山札ドローや、第一弾「森行成N」、
第六弾「小鹿野大樹N」のような
キャラクターによるドロー手段もあります。

第一弾「澤村大地R」のようなガッツ消費
ドローや第六弾「田中龍之介R」のような
ガッツ要求の山札ドロー手段もあります。

これらは、同じ中盤戦だとしても、
使える状況が違いますし、その後の展開も
変わってきます。


また、第二弾「西谷夕N」のように
サーブエリアからキャラを回収するもの、
第四弾「夜久衛輔N」や第六弾「西谷夕N」の
ようにガッツから回収するもの、
第六弾「猿杙大和R」のようにドロップエリアから
回収するものと色々あります。

どのカードも使用すると手札が減らないという
特徴がありますので、中盤戦はこれらのカードで
手札差による敗北を回避しつつ、
自分に有利な体制を整えます。

つまりは、最初に設定した1セット落とした側が、
ガッツ優位をドローに結びつけて、
次の勝利を確実にするのか、
1セットとった側が、少ないガッツながら、
手札差をひっくり返すのかという戦いが、
2セット目に行われるわけですね。




特にガッツ消費型のドロー手段の
使い方がポイントになるので、
少し説明を入れておこうと思います。


新スターター、第六弾以降、
キャラクターカードの能力発動は、
出来れば3ガッツを貯めて永続的に
能力発動をしていきたいわけです。

というのも、これまでのガッツ消費型と違い、
一度全てのエリアに3ガッツを貯めてしまえば、
それ以上、ガッツを貯めることに
こだわらなくてよくなり、好きなタイミングで
ブロックを選択しやすくなります。

特に1枚ブロックは手札差有利ですから、
3ガッツを先に貯めることによって発生する優位は、
初戦を落とした分に匹敵するものと考えて
良いのだと思います。



そして、説明したように、1セット目を
落とした側は、大抵2ガッツ近くを
すでに貯めているため、3ガッツ目を
貯めつつ、2セット目を取りに行きます。



これに対し、1セット目を取った側には
ガッツ消費型のドロー手段を用いて、
2セット目も取りに行くという考え方も
あるのです。

もちろん、粘りながらガッツ貯めに
集中するという方法もありますが、
相手に悠々と3ガッツを貯めさせて、
反撃開始をされては、こちらががんばって
1セット目を取った意味がありません。

そこで、どこかのエリアを限定的に
消費することで、そのエリアの
ガッツははドローに使いましょう。

そして、他のエリアはガッツを貯めて、
強いアタックを打つのに使用すると、
連続でセットを取れるかも知れません。

基本的にはデッキタイプの相性もありますから、
無理をしたら良い結果が出るとは
限らないのですが、このような方法で、
2セット目を奪いに行くことで、
最後の1セットを優位な形で勝負しにいけるのが
バボカの面白いところです。

相手は3ガッツ以上溜まっていて、
こちらはガッツがほとんど無くても、
最終セットに5サーブを打ったら、
決まって終了というのは良くある話ですね。




そこまで極端ではなくても、2セット分の
猶予があれば0ガッツからでもかなり
しっかりとした場を構築できるはずですから、
最終セットを手札1枚多い状態で
戦えるのは、大きいです。

そして、それが可能なのは、あくまでも、
最終セット前にセットカウントが先行
している方がその優位を享受できるからなので、
2セット目を無理に取りに行く戦い方も、
ありだと思われます。

つまり、デッキに強力なドローソースを
用意しておくことで、1セット目、
二セット目を連続してとることは、
ある程度可能なのですから
狙うべきではあるわけです。


もちろん、相手もドローを重視していたら
話は違ってくるので、ガッツ消費ドローを
やめて、ガッツ火力に切り替えていくのも
良い戦い方だと思います。
このあたりの選択は臨機応変に行いましょう。





ちなみに、3セット目以降はドロー力
だけで勝つのはちょっと難しいです。

というのもそのころには、
相手には十分なガッツが揃ってしまうため、
相手の手札は2セット目までとは比べ物に
ならないほどモリモリと増えて行くケースが
ほとんどです。


ですから、どうしても最後の1セットは
何らかのギミックを使って相手から
勝利をもぎ取らないといけないのです。

もちろん、そのような手を内包しなくても
相手の自滅で勝ててしまうときは
勝てるのですが、それでは寂しいので、
自力で勝つ方法をデッキに搭載しましょう。



ちょっと概念論のようになってしまいましたが、
強いデッキには必ずちゃんとしたドローギミックが
搭載されています。


特にバボカは体力勝ちがあるため、
追加ドローが重要なゲームです。
そして、新しい環境では、
ブロックが強くなったために、
どうしてもレシーブだけを選択していると、
体力差での負けが増えすぎてしまうのです。


ですから、これまでとは違い、お互いに
最低限のドローギミックを積まないと、
中盤戦のセットの取り合いで、確実に
負けることになります。


このことを踏まえてデッキを組んでみると、
勝率もよくなると思いますので、
新規の方は、アタック+3にばかりに
気を取られずに、ぜひドローを重視して
みてください。


では、本日はこのへんで。


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