第9弾が発売されましたが、
「第3体育館組」が今回採用されなかったので、
なんだかしょんぼりしています。


このカードがレアリティRで出れば、
新規プレーヤーが参入しやすくなるために、
絶対欲しいなと思っていたのですが、
残念なことになりました。

スターターと傘とこのカードだけで
相当強いデッキが組めるので、
新規獲得にはもってこいだと思うのですが。


DVDプロモは過去に再録された実績も
あるので次回に期待ですかね。





さて、バボカにはありがちな話なのですが、
第九弾のカードのうち低レアリティで強いカード
というのは結構毎回あるわけですが、
今回もありますね。

まず紹介したいのは、第九弾「山口忠N」です。
能力テキストは「このキャラがサーブエリアに出た時、
次の相手のターン、相手がカードを手札に
加えた場合、自分はデッキから相手がカードを
手札に加えた枚数までカードを引く」です。


要するに、相手の手札回復ギミックの無効化です。
相手としては特殊能力を発動したり
アクションカードを使用したりして手札を増やし、
相手との手札差をつけに行くわけですが、
この行動をこのカードは不完全ながら否定しています。


ある意味第八弾「山口忠頂」の劣化版とも言えます。
第八弾「山口忠頂」は相手の攻撃的特殊能力も
封じることができるのでこちらの方が
一見上位とも取れます。



しかし、第九弾「山口忠N」には勝るとも劣らないことが
書かれていますよね。

というのも「次の相手のターン」という条件には、
ドローフェイズの手札ドローも含まれるし、
アクションカード使用による手札ドローも
含まれるからです。

つまり、相手のギミック次第では、このカードは
とんでもない手札補充をしてしまうのです。

例えば、こちらが第九弾「山口忠N」を使ったとき、
相手が音駒デッキでレシーブエリアに
夜久以外の音駒のカードが何枚かあるとします。

「山口忠」は「自分も戦えるって証明しろ」で出しました。
こちらのアタックはアタックポイント5でしたので、
相手はこの強打を受けなくてはなりません。


ここで相手がレシーブを選択しました。
相手がドローフェイズで手札を一枚増やすので、
こちらも手札を一枚引くことにします。


相手は第4弾「夜久衛輔N」をレシーブエリアにだし、
ガッツから音駒のキャラクターカードを二枚
手札に加えます。
こちらも山札を二枚ドローします。

次に相手は「これが繋ぐということだ」を使い、
レシーブポイントを5にしますが、
この時手札を1枚引くことになるので
こちらも手札をまた1枚引くことになります。


このケースは音駒によるあるシーンだと思いますが、
相手が手札を3枚増やしたのに対し、こちらは
手札が4枚増えています。


また、こちらのアタックが6だった場合、
相手は第二弾「芝山優生N」を
ドロップエリアに置き、山札から一枚カードを
引きます。こちらも1枚引くことになります。

続いてレシーブキャラクターは
第二弾「夜久衛輔R」が出てきました。

そこで相手はアクションカード
「背中は俺が護ってやるぜ」を使用し、
ドロップエリアの第二弾「芝山優生N」を
レシーブエリアに出しました。

「背中は俺が護ってやるぜ」は1枚ドローの
カードですからこちらも山札から1枚を
手札に加えます。

相手は7レシーブに成功したものの、
手札は1枚しか増えていません。

それに対しこちらは手札を3枚増やしました。


以上の例でわかるように相手の
アクションカードによるドローをことごとく
こちらのチャンスにすることができるので、
このカードの強さが理解いただけるかと思います。


好みが分かれるかとは思いますが、
第8弾「山口忠頂」を採用するより、
こっちの方が採用したいカードになりそうだなと
思いますし、新規の方で烏野を使用する方は
是非このカードを多投してほしいと思います。


というのも、バボカにおいて手札枚数が
足りずに負けるのは初心者の人にとって
一番つまらない負け方だからです。

このカードは、その可能性を減らし、
しかもレシーブポイントが4もあるので、
手札にある程度たくさんあっても
困るケースは少ないはずです。
しかもリベロじゃないですしね。

また、レアリティノーマルですから
手に入れやすく、疑いもなく便利です。


個人的には第4弾「夜久衛輔N」ぐらい
有能なカードだと思います。


しかも、このカードにはもう一つ特徴がありまして、
それはブロックポイントが2ポイント
付いているということです。


実は「山口忠」のサーブを補助するカードとして、
第4弾のアクションカードに
「自分も戦えるって証明しろ」というカードが
あるわけですが、このカードは
ドロップエリアの「山口忠」を使用するカードなのです。

第8弾「山口忠頂」はブロック0ですから、
このカードを無理やりブロックで使用して
ドロップエリアに落とす必要がありますが、
第九弾「山口忠N」は割と普通に
流れの中でブロックに飛び、結果として
このアクションカードが使いやすくなるという
ケースが多くなります。


第3弾「山口忠頂」と同様に
ブロックが2ポイントあるというのは
明らかに強いわけです。


そして、「自分も戦えるって証明しろ」を
使用した場合、サーブではない可能性が
高いので相手はブロックを選択できます。
しかし、相手のターンであれば、
ブロック時のドローもこのカードの
能力発動の効果範囲以内です。


例えば、第8弾「青根高伸頂」が
能力を使い相手が手札に1枚
アクションカードを加えたなら、
こちらも1枚ドローです。

続いて相手が「まさに鉄壁か」を使うなら、
その分ドローが増えます。


ブロックデッキにとって、相手の
手札差の維持は致命傷です。
伊達工にとってこのカードの存在は
かなり厄介なことになりました。



と、ここまで書いても
「ぶっ壊れは言い過ぎじゃない?
相手が回復ギミックを持っていなければ
何の意味もないわけだし」という
感想をお持ちの人もいると思います。

しかし、そもそもサーブ時にこちらの手札が
必ず1枚増えるというのはそれだけで
とんでもないアドバンテージです。

なにせ、「そして現代バレーボールにおいて
サーブは、ブロックという壁に阻まれない
究極の攻撃となる」わけですから、
相手は絶対に1枚ドローをするわけです。


サーブのカードでこれだけの
アドバンテージがあるカードは
及川の一部を除きまず無いと思います。


実際、このカードが効かない相手というのは
初手じゃんけんに勝ち、叩くなら折れるまでを
連発してくる及川デッキだけだと思いますから、
レアリティノーマルとしては十分に
ぶっ壊れていると言ってよいのではないかなと。



なお、今回、このカード相手に分が悪いと
思われるのは、伊達工、タラコ&ブロッコリー、
回復系音駒、回復系烏野、梟谷、町内会、
といった面々でしょうか?



「山口忠」進化が止まりません。





、、、あ、欠点もありますよ。
相手が第8弾「岩泉一頂」ですと、
デッキに多投している場合、
このカードは何もさせてもらえないかも、、、。



では。




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